8月後半、個人的にはラリンピックで忙しいが、受けた検診は結果を聞きに再訪するまでが流れなので、今日は病院デーに決めて朝一番から行動している。
町内では救急車は落ち着いている
まずは数週間前に受けた乳がん検診の結果を聞きに近所の総合病院に出向いた。
予約制ということもあって、健診センター内はひっそりとしているし、区内に3か所のワクチン接種会場になっていても、行列はそんなにできていない。
救急車も静かに到着している。
東京都内の医療崩壊が叫ばれてるが、我が家の近隣だけは例外なのか。
ワクチン待ちで熱中症になる可能性は高い
さらに、毎日飲んでいる薬が切れるので処方箋をもらいにかかりつけのクリニックにも寄った。
私の後から待合室に現れたのは、身長180センチ以上はあると思われる、中高生の息子さんと付き添ってきた母親。
私は小学校低学年から遠くの大学病院に一人で通っていたので、こんなに大きな息子に母尾が付いてくること自体、信じられない。
中学生になったら病院くらい一人で行かせなさい
保険証などでこの親子と医療事務のスタッフとやりとりがあったのだが、「これは、おまえだよね?」みたいに、息子のことを母親は「おまえ」と呼んでいた。
私、60年近く生きてきて、息子のことを「おまえ」と呼ぶ母親に初めて遭遇したんですけどーーっ。
いや、映画や芝居の中では見たことはある。
着物の襟に白い手拭いを当てたような、よぼよぼのお婆さんが「おまえは体が丈夫じゃないんだから、無理はしちゃいけないよ」のように話すシーンを。
大河ドラマに出てくるような時代なら「お前さま」などと言って、相手を敬う言葉だったが、現代では、とても乱暴な言葉だ。
誰が使うかと言えば、凶悪犯罪の犯人とか、暴力団組員とか…。
(ドラマや映画の中で見るだけ)
待たされない総合病院って最高だわ
両親も祖父母も、親戚も友人も、夫も…私のことを「おまえ」と呼ぶような人が周囲にいない人生をこれまで送ってこられたことはとても幸せなのかもしれない。
人から言われないから私のボキャブラリーに「おまえ」はないのだ。
それゆえ、私が誰かをつかまえて「おい、おまえ」などと口にする局面は生涯ないと断言できる。
わが子を「おまえ」と呼ぶような母親はどうやったら育つんだろうなあ?
そして、あの息子は誰かを「おまえ」と呼ぶ子に育っているのだろう。
言葉づかいは本当に大切だ。
中でも一緒に暮らす家族にかける言葉は一番大切にしなきゃ。
好評開催中!
●SDGs×ARTs展
~8月31日(火)
東京藝術大学 大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2021/sdgs_arts/sdgs_arts_ja.htm
(入ってすぐ右のセンサリールームを担当)
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