私は夏休みの宿題を最終日までやらないタイプではないが、8月31日までのレポート2本を29日の夜に出してしまう大人がここに一人。
授業中は固定まではしてありません
お盆の頃に出すつもりだったのに、なぜこうなってしまうのか。
ぜんぶTOKYO2020のせいにしてこう。
でも、久しぶりに1000字程度のレポートを書いたな。
大学院の1年前期は毎週数本書いていたので驚異のレポート力だ。
そう、いわゆるお盆も、夏休み期間も、五輪機関も、おとな学生には講義があって、課題提出が続いている。
28日は人間形成学総論なる理論系の教育学の集中講義の最終回だった。
(美大に教育学があること自体、外部の人には謎だろう)
事前にアナウンスがあった通り、「キュッパのはくぶつかん」というミュージアムボックスを作った。
キュッパのはくぶつかんは絵本だが、キュッパという丸太が要らないものを捨てるまえに、きれいに並べて人々に見せるというあらすじだそうだ。
それをまねて、20分で家の中から自分がビビッとくるものを集めて、そこから気になる者だけを選び出し、秩序をもって陳列し、それにタイトルをつけるというもの。
(オンライン講義のため、モノを探すのは自宅内)
コレクションはしていないが道具の種類は持っているほう
私は、カッターとホチキスリムーバー、アート書に使う筆、フリクションペンなどを集めたが、ビビッとくる度合でミニチュアのリカちゃんを飾ることにした。
段ボールは底面に凸凹があって陳列には不向き
もともと、コレクションは透明なウォールに入れて壁に飾っていたが、意味をもって選び、陳列し、誰かに見てもらいたくなった。
だって、20年以上は集めてきたのに、我が家のトイレまで来る人しかそれを見たことはないんだから。
これまでずっとこのポケットでディスプレイされていた
リカちゃんは
①高校生
②仕事
③ダンサー
④ご当地の祭り
⑤結婚
というテーマで選んだ。
高校生は色白、ガン黒、長袖、半袖を取り交ぜてバリエーションに。
仕事の制服は、長く着用する順で、シスター、社員、アルバイトのように並べた。
ダンサーも各ジャンルが入るように。
祭りは、男性を中心に両脇を女性が囲む配置。
結婚はお雛様と同じ並びに。
レイアウトにも私が考えたルールがあるのだ。
タイトルは
「役わりごとのミニチュアリカちゃん」。
買ってきた順に時系列で並べるという方法もあるが、このように意味合いをつけることが「情報デザイン」であり、その意味合いで展示するのが「博物館学」なんだって。
リカちゃんのミュージアムボックスは我が家にあります。
見たい方は見に来てね。
タカラトミーのリカちゃん課の方にも見てほしいわ。
あすまで
●SDGs×ARTs展
~8月31日(火)
東京藝術大学 大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2021/sdgs_arts/sdgs_arts_ja.htm
(入ってすぐ右のセンサリールームを担当)
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