今年の4月、大学の1年コースで学ぶことが決まった時、漠然と「下宿してみたい」と考えた。
収納もないベッドだけの部屋だけどエアコン使い放題はありがたい
電車に乗っている時間は8分。
クラスで一、二を争うほど近いというのに。
戸建ての家があって、ほぼ一人暮らしだというのに。
その夢がかなった。
9月下旬から2か月ほど、同じ区内のシェアハウスに住んだのだ。
2018年にダンス公演のリハーサル合宿で静岡市の山の上の寮に2か月暮らして以来の中期一人暮らしとなる。
2014年にある仕事の関係者の若者（当時26歳）がシェアハウスに住んでいて、「シェアハウス楽しいっすよ、サイコー」などと言っていたので、いつか短い期間だけでも住んでみたかったのだ。
ちゃぶ台、ふとん袋、衣装ケース、プリンター、姿見
この5点だけをタクシーで引っ越し
今回は住宅の問題で寝起きができない状態になり、疎開のような形でプチ引っ越ししたが、大きなものは5点だけタクシーで運んで終了。（運搬費770円）
残りの衣服や最低限の食器・文具などは自転車で運んだ。
言ってしまえば共同生活だが、私は短期ということもあってか不便を感じることなく、むしろ「ああ、便利ぃ～」と感じることのほうが多かった。
まず、身一つで入居できる。
すでに備わっているものはベッド、エアコン、カーテン。
共用でトイレ、シャワールーム、キッチン。
冷蔵庫と靴箱は棚の一段が使用できる。
洗濯機、乾燥機、シャワーは無料だ。
トイレはウォッシュレットだし、トイレ、シャワーは1つずつ女性専用になっている。
大型テレビ、Wi－Fi、アイロン、電子レンジ、トースター、湯沸かしポット、IHコンロ、鍋類、包丁、まな板、個人食材用引き出し、ごみ箱などもある。
共用部分は週に1回、管理会社による清掃も入る。
手続きすれば住民票も登録できる。
敷金・礼金なし、保証人なし。
きれいなのに、途中で床や壁の内装工事が入った
左のフローリングから右のものへ
普通なら電気、水道、ガスの開通手続きをして、Wi－Fiは個人負担。
コインランドリーがあっても毎回お金がかかることが多い。
トイレットペーパーや台所洗剤も買ってこなければいけないだろう。
それが全部含まれているのだから、本当にありがたい。
十数人の生活時間帯はバラバラだが、昼間は皆さん概ね働きに行くので、私は自室で静かに仕事ができた。
オンライン会議もオンラインセミナーもシェアハウスのWi－Fiでたくさん実施したわよ。
若い女性の入居者さんは、ほかのシェアハウスも内覧、比較して、管理の行き届いたこちらのハウスに決めたそうだ。
時間がなく即決した私はかなりラッキーだったのかもしれない。
一時、移ったやや広い部屋
短期だからと一番安い部屋にしたが、途中、工事のために、やや高くて広い部屋に3日ほど移動したこともある。
外国人、若い方、清掃の方々と小さな交流はできたと思うな。
ほかに、一部共用の施設と言えば
ウイークリーマンション、ゲストハウス、寮、下宿、簡易宿泊所などがあるがそれらよりかなり過ごしやすく、低価格だと思うよ。
シェアハウスに住んでみてよかったこと
入居には年齢制限があるので、今の年齢で経験できてよかった。
（高齢者の孤独死を敬遠してのことだろう）
私だって他人との共同生活ができるとわかった。
（できない人もいるはず）
自分に必要最低限の広さと持ち物がわかった。
（将来的に老人ホームに入居という時の覚悟ができた）
毎日帰宅していたこともあるが、着替え、食器、文具はこれくらいあればOK
ここは、泊まれる個室の仕事場という感じだった。
仕事のためにコワーキングスペースなど借りるくらいなら、このシェアハウスはか・な・りオススメだ。
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