先日、コンテンポラリーダンスを習っている近藤良平さんが舞台に立つというので西武線を乗り継いで所沢市の「航空公園」という駅まで出かけた。ここ数年、もろもろの舞台は見に行けなかったので、行けるときには集中的に行っておきたいのだ。
その航空公園だが、ダンス仲間の“王子”(本業:航空管制官)が家を建て「最寄り駅は航空公園」と言っていたので、本当に管制塔がある場所という認識しかなかった。そもそも西武池袋線に乗るのが、広島在勤時代の20年以上前の出張以来ということで、東京に住み始めてからは初。実際に隣の県だし、気持ちは小旅行だった。
実は乗り換えをきちんと調べれば、最寄りの駅to駅で55分だったのだが、オヤツや水筒を用意しそうなほど遠い場所のような気がしていたのだ。
航空公園というだけあって、駅前に旅客機が止まっていて驚いた。駅前の道は広くて、その昔TBSの「金妻」ドラマシリーズが流行った東急沿線の町のようでもある。もうちょっと知名度が上がって、オシャレな町に昇格してもよさそうなのに。パパだけが通勤頑張ってくれるなら、子育てはこんな町がいいのかもしれない。
肝心の公演「DANCE×GUITAR」はギターの大萩康司×近藤良平の完全二人舞台。アフタートークみたいな会話を交えつつ、真剣な演奏とダンスが繰り広げられた。
「water×wataer」で「わらわら」のスイミングスクール
ハコが大きすぎるのか席は全く埋まってなかった。笑いもない、空気が張り詰めた、客もまばらなホールで、学ランも着ず、手ぬぐいも巻かない左ききキッカー近藤の踊りを鑑賞するのは、とてもぜいたくなことだった。
私はこの日の光景だけで、某メディア入社試験の漢字一文字作文が書けそるし、小論文も書けそうなほどアカデミックなひととき。よい秋の一日を過ごさせていただきました。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2785号】