14日は広島の出身高校の東京同窓会でお話をした。
東郷会館内の水交会は海軍系の施設
今年は当番幹事が私の学年で、学年から卓話(スピーチ)する人を出さなければいけない。幹事のオカベ君も困っているようだったし、私も機会があれば同窓生の方々にお話しをしてみたいと思っていたのでやらせていただいた。この日は私の「卓話ん」(タクワン=卓話する人…アマノ造語)デビューだったのだ。
卓話
(ロータリークラブ用語らしいよ)
ボランティアで、20代から80代に通じる内容を話し、しかも関東在住の同級生。それだけでも、卓話者を探す側はハードルが高いと思うが、決まった卓話者は事務局から同窓会報に抄録を掲載するため、スピーチ内容を文字に書き起こして渡すよう言われる。
私も速記の仕事で音声を文字に起こしてきたが、自分で話したことを自分で起こした経験はない。しかも、与えられた時間=35分間話したものを、決められた文字数にまとめるという作業は慣れた編集者でも難しい。普通の人が35分を起こすとなるととんでもない時間がかかるのだ。これを受ける人はなかなかいないだろう。卓話者のハードル高すぎるわっ。
私は事前に「掲載する文字数の原稿を先に書いて、当日はそれプラスαで話をさせてください」と申し出た。字数は2000~2400字ということだったので、2200字の抄録原稿を先に書いて臨んだのだ。こうした作業は誰もかれもができることではないはずで、来年が当番幹事の部活の後輩は苦労するだろうなあ。
第二水曜に開かれるから「二水会」
スピーチタイトルは自著と同じ「プレゼンはテレビに学べ!」。いつかはこのテーマで話をしてみたいと考えていたが、全くやったことがないものを高額ギャラが発生するような場面にいきなり出すわけにはいかない。身内の皆さんの前で練習させていただいたような格好だ。
ところが、高校の同窓生の方々は日常的に国内外でプレゼンテーションを数多くこなす学者・医者といった本物のドクター=博士が多い。そんなエリート諸氏を前に私がプレゼンテーションの話など僭越で、「釈迦に説法」にもほどがある。特に、世界に誇る日本の頭脳、同学年のヤマダ教授(東工大・数学)に話すことなどなく、始まる前に「ちょっとヤマダ君だけ帰ってよ」と言ったくらいだ。
一時期、鯉城高校と呼ばれた時期もあった母校
鯉城同窓会の鯉城とは広島城のこと
知らぬが仏とはよく言ったもので、卓話が終わった後の懇親会で皆さんと名刺をいただいたら、日本テレビ元幹部、テレビ東京のキャスターの方などがいらっしゃった。そうと知っていたら、ビビって、とてもこんなテーマで皆さんにお話しなんかできなかったわー。
しかし、皆さん「身近な話題で楽しかった」、「分かりやすかった」などと声をかけてくださり、 勇気をいただいた。
この先またブラッシュアップしてこのテーマで話をしていきたと思います。今後ともよろしくお願いします。
※正式な万歳三唱
手のひらを前に向けたら「お手上げ」になるので、手のひらは体の内側に挙げるよう指導がある。へえ、そうだったのね。これもおそらく、海軍式なのだと思う。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2787号】