地元でダンスクラスを開講するための市場調査で、区の無料講座に2つ申し込んであった。1つが70年代エアロ、もう1つはフラダンスで、先日参加してきた。
赤羽駅前の区民センターで中高年の主婦対象の講座だ。先生は列を入れ替えるなどして平等性にも気配りできるし、最後には1曲の振付を3グループに分けてプチ発表会を実施されるなど、指導も笑顔も素敵な方だった。
プログラムがすべて終わった後、先生が職員の方に「では、告知よろしいですか?」と言われるので、舞台の予定など告げられるのかと思ったら、「私は四国からやってきたばかりで足立区に住んでおり北区に知り合いがいません。北区で教室を持ちたいと考えていますが、北区の公共施設は北区の方が10人いないと借りられないので、皆さん、この後、住所・氏名を書いて団体登録に協力いただけませんか」とお願いされるではないか。
それは北区に住民票のある私が、先日まで相当苦労してやった手続きだ。そもそも区の広報に無料で告知されて、区の施設を準備されて、区から謝礼をもらってダンスを教えているのはどういう先生なのだ?と、確認したかった。その実態が分かっただけでも行った意味はある。
区から公にそんな教室オープンのサポートをしてもらえる先生がいるとは…。区の広報誌にはフラダンスサークルの告知がたくさん紹介されているので北区のフラ人口はかなりの数だと推測されるが、そういう方々を差し置き、区外から招かれて、集客のお手伝いまでしてもらえるとはどういうコネやツテなんだろう?
それは謎に包まれたままだが、私がこの講座に出かけたのは、“どうしたら、区公認でダンスを教えることができるか?”を探るためだったので、区のどの部署に交渉すればいいかだけは判明してよかった。それは「健康福祉部 健康いきがい課」だ。
税金を納めている私が区外のヨソ者に負けてなるものか!
区職員の方が2人来ていらっしゃったので、すかさずZUMBAの名刺とバトン指導員ライセンスを見せて「こういう者ですが、私も来期このような講座で教えたいです」と申し出た。
おふたりとも「ズンバってどういうものなんですか?」と言われ、「ラテン系の音楽でやるエアロビクスみたいなものです」と説明したが、iPadを持参していたので「今からやってみます」と、一番慣れた曲をかけて1コーラスやって見ていただいた。講師の“リアルタイム押し売り”は職員さんも初めての経験だろう。
ノンバーバル(非言語)なコンテンツは、ノンバーバルで「見せて」伝えたほうがいい。職員さんに後日DVDを送るという方法もあったかもしれないが、その場でパッと見せたほうが驚きは大きいはずなので、これでよかった。「すぐできる」って、スバラシイわね。
今後も「それってどういうダンス?」と言われたら、即iPhoneかiPadで音を流して実演して見せますので、お気軽にご用命ください。
(そう言えば、カラダ名刺を作ったときも「ご希望あればいつでもやります」と宣言したのに、誰からもリクエストされてません、ぜひ、ご用命くださいね)
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2789号】