10月15日、予告していた大衆演劇ワークショップのお披露目会(発表会)の舞台に立った。
来場した友人が撮影してくれたフィナーレ
我が町、東京都北区はかつてつかこうへい劇団があった関係から、演劇の町にしようとしたらしく、区の文化ホール北とぴあで「北とぴあ演劇祭」が行われる。
区内団体の演劇のほか、各種ワークショップが開催される。
前々から気にはなっていたが、大学や大学院で研究していては、すべての回に参加できず見送ってきた。
旗揚げで幟も新調
今年は全日程に参加でき、痛いところもない。
予定がなく健康なタイミングで参加しておかねば…ということで、参加しました3つのワークショップ。
舞台美術(セット)、舞台照明、そして大衆演劇だ。
演劇に興味があるわけでも、これから演劇をやるわけでもないが、パフォーミングアーツをやっていくにはこれらの分野を全部知っておくべきだから。
準備したのは浴衣と足袋のみ、あとは借りもの
特に大衆演劇には参加してよかった。
大衆演劇もコロナ禍の中、区内の芝居小屋で一度見たことがあるだけだ。
子どもの頃見たことがあるわけでもないし、懐かしいわけでもない。
ただ、とんでもないエンターテインメントであることは、その時知った。
ワークショップでは初回に先生自ら化粧や着付けをライブで見せてくださり、私は2回目で白塗りの支度をしていただいた。
じゃんけんに勝ち抜いて支度をしてもらう権利をゲット
そこを見る、体験することがどれだけ貴重なことか。
芝居に出る有志は2時間半のお稽古が6日ほどあったが、それでもたったそれだけ。
出ない人はワークショップが3回だけだ。
それで有料の観客を入れた舞台に立たせる。
芸ごとが好きだった祖父にそっくりで驚いた
ギリギリまで演出の変更も入る。
これは、私が特別に2回参加させてもらった京都のコンドルズ・合宿ダンスワークショップと非常に似ている。
私は日舞が向いているような気がする
3泊4日で、初対面から公演を作っていって、最終日に有料の観客の前で披露するのだ。
音響、照明、美術、舞台監督もきちんと付くのも一緒。
それでいて、大衆演劇の公演は北区の税金をふんだんに投入いただき、参加費はわずか4千円。
タダ同然と言っていいだろう。
立膝ができる人というだけで最前列
400人収容のホールを2日間借りて、これだけの音響、照明スタッフを投入したら数百万円仕事であることは、ダンス公演をやってきた私はよーく知っている。
タダ同然、ありがたや、ありがたやー。
打ち上げで座長も話されていたが、「大衆演劇ワークショップは裏を見ることも楽しみの一つ」。
近所の中華を貸し切っての打ち上げ
本当にそうで、私は舞台にかかわらず、裏がどうなっているのか知りたい人なので、裏がどうなっているか自分の目で確認できたことは、人生の収穫となった。
さて、3年ほどコロナでマスク付きの舞台、お見送りや差し入れなしだったそうだが、今年はロビーでのお見送り(面会)もかなった。
今回は長年続けてきた方々が「松葉家玲虎一座」という劇団を作られた。
ロビーで「はい、劇団員は○○をやってー」と言われた呼びかけに、私も「はい」などと答えてしまった。
今回のゲスト「ショッコラン」のお二人と
えっ、私、大衆演劇の劇団員になったのかな?
それは本人もよくわからないが、乞うご期待!
芝居は、三波春夫の歌「雪の渡り鳥」、何度か映画になった任侠ものだった。
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