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Channel: 【日刊 ノボちゃん】
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○○が選ぶ世界の△△

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報道では「○○が選ぶ世界の△△」をしばしば見かける。

 

スーパーの手毬サンド、家でもマネできそうだからやってみよう

一番有名なのは、米「タイム」誌が選ぶ“世界で最も影響力のある100人”だろう。

それに選ばれた人を日本の新聞や雑誌が後追いしてインタビューするスタイルが一般的だ。

 

うん、確かに見過ごす街だね

いや、日「週刊文春」が選ぶ…とか、日「日経新聞」が選ぶ…じゃダメなの?

そして、最近「ニューヨークタイムズが選んだ2023年に行くべき世界の52カ所」に岩手県の盛岡市が選ばれ、地元が沸いているそうだ。

私も出張等で3度行ったことはあるが、海もない山に囲まれた平野だ。

 

ロンドンの次が盛岡なんて

岩手県は海と接しているが、盛岡に海はないのだ。


海がないと海鮮もないので、グルメ度が一気に下がる。

なぜ盛岡が?と長い間不思議に思っていた。

その顛末をテレビが追っていた。

 

歩きやすいのは事実、だって人がいないんだもん

まず、ニューヨークタイムズで紹介されたのは電子版。

そして、その52カ所の選出方法だが、同紙の記者が推薦した町。
ただ、それだけのようだ。

読者投票でもなく、解説委員、編集委員などが集まって決めたわけでもない。

 

そうそう古い建物は残ってないよ

しかも、盛岡を推薦したのが、日本在住20年以上の契約ライター。

日本びいきの日本通ではあるかもしれないが、その一人が選んだものが、”ニューヨークタイムズが選んだ”ことになり、世界のお墨付きをもらった…みたいなことになっているのだった。

 

この人がリコメンドしただけだった

以前、ロンドン五輪の凱旋・銀座パレードの人出が50万人と発表されて、そんなわけはないと思っていた。


後日、その主催者トップから「自分が人数は決めて、部下に命じた」という話を聞かされて、やっぱりね…と思ったこともあった。

 

増えたと言ってもそもそもの来訪外国人は少ない

今回の”ニューヨークタイムズが選んだ”は事実であり、選んでもらった盛岡市や観光協会の人はコストゼロで観光客誘致ができて万々歳だろう。

ただし、たった一人のアメリカ人契約ライターが推薦しただけというのもまた事実だ。

権威ってそんな作られ方であることは覚えておいていただきたい。


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