先日は西日本に暮らす母が芸術鑑賞のために上京してきた。
今年で創立40周年の東京富士美術館
2泊3日で5館。
1館以外は私もお供した。
美術鑑賞は自由とはいうものの、ガイドとして最低限の作法はある。
これは、美大で学んだことにより、自然と身に着いた。
オシャレなカフェも併設
まずは、開館日時を調べておく。
行ったわ、休みでしたでは困る。
料金も高齢者や障害者割引などがないか確認する。
階段を使わなくてよい動線やトイレの場所の確認。
そして、ロッカーに荷物を預けること。
企業が十二単の色も再現されていた
これは、本来、展示品を傷つけないためにあるが、身軽に鑑賞するための術でもある。
あとは、可能な限り、説明を読み、聞く。
ミュージアムならキャプション(説明書き)があるし、歌舞伎のような難解なものも音声ガイドが準備されていることが多い。
ぼんやり見ない!キャプションもじっくり読むべし
今回訪れた東京富士美術館でもデジタルキャプションが準備されていた。
私を含め、ほとんどの人が利用していなかったが、それは利用の習慣がないからだろう。
まだ全員が使えるような段階ではない感じ
放送大学で指導教員だった伏見清香先生は博物館鑑賞をサポートするこうしたツールで博士論文を書いていらっしゃったので身近に感じている。
歌舞伎や外国語のミュージカルなど母国語・現代語で説明を受けると楽しさが全く変わってくる。
大型モニターの裏側を窓越しに知った
あらすじや背景を知って見るからこその芸術なのだ。
母が「この絵をどこかで見たことがある」と話していたが、展示室を出たところで、絵画は数年前に国内で巡回展が開催されたという説明が出ていた。
母は広島に来た時に見たらしい
私がそれを読んだので、母もあの時、あそこで見たものだったのかと点と点がつながって、合点がいったようだ。
これから美術館・博物館に行く方は
① 荷物を預けて身軽になる
② 音声ガイドがあれば借りる
③ キャプションをていねいに読む
この3つに努めていただくと、一層楽しめることと思います。
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