私がアナウンスらしきものを習ったことがあるとすれば、師はただ一人、日本テレビの井田由美さんだ。
ダンススタジオの前はハリーポッターの世界が広がる(赤坂)
放送記者の伝え方勉強会が月に1度開催されていて、記者以外も参加OKというので、皆さんがテレビで見ているような現役のニュースキャスターのほか、ディレクターなど裏方系スタッフも参加させていただいたのだ。
受講のための選考があるわけでもなく、無料で指導いただけて本当にありがたい機会だった。
途中、東日本大震災で中断されたので、2010年~2011年にかけてのことなのだろう。
階段も街並みも普段からこんな感じ(赤坂サカス)
講師はベテランアナウンサーの井田さんだった。
活舌とか発声のような局所的なことではなく、伝わる話し方が中心で、現役アナウンサーも全員「早い、もっとゆっくり」と注意されていた。
そう、アナウンサーは早口言葉を練習していると思われがちだが、ゆっくり、確実に話すことのほうが重要視されているのだ(特に報道の現場では)。
その井田先生は今もエグゼクティブが付いて、日本テレビのアナウンサーだそうだ。
ほら、66歳って書いてある
年齢を確認したら、現在66歳。
定年は60歳のはずだが、特例が6年も続いているのだろうか。
特例でもなんでも、スキルとキャリアのある方が定年後も働き続けられるのは素晴らしいことだと思う。
ただし、そうなると、若手が昇進していけない。
3月は「世界ふしぎ発見」終了の企画展をやっていた
それを感じるのが大学の教授だ。
以前は60歳定年だったのに、今は65歳定年に変わっている。
教授や准教授のポスト(人数)は決まっている。
多くの教授が65歳まで在職したら、40代、50代の研究者が教授になれない。
それがわかっていたら、博士課程まで進んで研究しようかという若者も減るはずだ。
定年後層の起用はいいんだけどねえ、この問題は悩ましい。
文科省や厚労省の偉い方、雇用の折衷案を考えてください。
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