ここ1カ月ほど、ずっと手元にあったのは5月7日付の朝日新聞だ。
甥っ子に白骨遺体の確認をさせるようなことがあってはならない
独居老人の困りごとを政府が解決するべく、一部の自治体で試験的な取り組みが始まったという。
紹介されていたのは東京都の豊島区。
私が住む町と隣接しているので、そこなら手当てが充実しているというなら引っ越してもいいくらいだ。
日本が少子高齢化と言われて久しく、最初は介護費がかかる、支え手が少ないという遠巻きに見るような課題だったが、そうこうしているうちに身寄りのない高齢者がもっと増えてしまった。
右上の「家族がいてもいなくても」に注目!
今回の取り組みは、身寄りがない人の問題として挙がる、入院時などの保証人、認知症になった際の諸々の管理、死後の葬儀や納骨、家財道具の処分などの問題を公的機関が担っていくということらしい。
まずはコーディネーターという人が入るようなので、ふた昔前の民生委員、ひと昔前の介護のためのケアマネージャーという役回りが生まれた時と同じような感じかもしれない。
そのうち、この独居支援コーディネーターが国家資格になっていく気がする。
今どきの61歳女性は元気に働いていらっしゃる(41歳くらいに見えた)
記事によれば、葬儀代の25万円を預けるとあった。
そうか、派手にしなければ、超シンプルな葬儀ならそれくらいで済むのか。
そこにあれこれのオプションが付いていくようだが、預託金は100万円くらいのイメージか。
老後に2,000万円必要と言われていたのはちょっと大げさすぎたのかもしれない。
サイゼリヤの一人利用席は片方向き
その費用だが、介護保険が40歳から引かれるように、自分が使う支援費用は天引きで積み立てるようにすれば、国としても大きな支出にならないし、本人も楽。
子どもがいても、孫がいても、日本国民全員がこの終活保険みたいなもののにお世話になることになっていくと思われる。
とりあえず、自分が生きている間にこんな制度ができそうでよかった。
物価の上昇で60歳以上はキッズメニューを注文できなくなった
少なくとも30年以上前からわが身の行く末を案じていたが、母は「そのうち世の中が変わる」と話していた。
本当に国家レベルで変わっていくようだ。
でも、引きつづき、「ノーモア白骨遺体」デザイン運動は続けていきます。
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