先輩のさらだたまこさんが脚本を書いた舞台「写楽は北斎」が上演されるというので新橋駅そばの内幸町ホールへ行ってきた。
一人で1時間、すべての役を演じられた
沢木順さんが立ち上げる一座の旗揚げ公演。
一部はお芝居、二部が歌ということで、大衆演劇なのかな?
何しろ、SNSに投稿された小さな画像だけでチケットをお願いしたので、詳細はよくわからない。
座長でプロデューサーの沢木さんが開演前に前説をしてくださってやっと事情がわかった。
オリッシーやシャンソンで何度か行ったホール
【山本芳樹】
一部は俳優の山本芳樹さんによる一人芝居。
インカムをつけて、歌って踊って、一人何役もやるミュージカルだ。
女優の戸田恵子さんが一人ミュージカルをやると言われていたが、一人ってそういうことか。
1時間のセリフを覚えるのは本当に大変なことだが、立派に務め上げられた。
そして、山本さんはスタジオライフという劇団所属とか。
それは私が長年ジャズダンスほかを習ってきたTAKASHIさんがダンスを教え、振付をしている劇団だ。
なるほど、どおりで、ダンスもうまい。
江戸時代の絵師ほかをすべて一人で
【沢木順】
私は全く存じ上げなかったが、沢木さんは劇団四季の初期からのミュージカル俳優なのだそうだ。
ウィキペディアによると終戦の1945年生まれというので79歳なのだろうか。
やはり四季出身のミュージカル俳優、市村正親さんより先輩だ。
四季の演目でいくつも主演を務められたようで、当時からのファンらしき女性も大勢駆けつけられていた。
その声量たるや…。
歌い続けていれば、ずっと声は出るのだ。
ダンスというほど踊られなかったが、その所作やオーラがスターで、♪スーパースターを歌われていた。
歌い続け、踊り続ける男のオーラは違った
【井料瑠美】
この方も劇団四季のミュージカル女優で、多くの主役を務められてきたとか。
そりゃもう、そこらの歌手とは声が違った。
劇団四季クオリティというのはこういうことなのか。
左のドレスの女性が瑠美さん
【エレクトーン】
座付き奏者は長谷川幹人氏。
エレクトーンなど、弦楽器、打楽器、和のものも、洋のものも一人で音が出せる。しかも生演奏。
エレクトーンって素晴らしいな。
【さらだたまこ】
私に空手を勧めてくださったのがこのお方。
しばらくは名前も知らなかったが徐々にわかってきたことには、放送作家協会の理事長も長年務められてきた重鎮だそうだ。
舞台では「フランシーヌの場合」を歌われた。
子どもの時に流行ったので歌詞も覚えているが、あれはフランスのパリで焼身自殺した大人の女性の歌らしい。
悲しい旋律だが、それはそういう背景があったのか。
そんな女性とどこで出会ったかって?
昨年の大衆演劇ワークショップで、1年目として同期。
私と彼氏(信長)に「あーら、あんたたち、いつから付き合ってたのよ」とからむ役だった。
年間300日以上空手に精進しているたまこさん
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舞台を拝見して学んだこと、それは…
人は何歳からでも
新しいことを始めていい。
沢木さんは80歳近いし、たまこさんも私より少し年上だ。
それで、自分よりうんと若い役者を起用して、新しい劇団を旗揚げされたのだ。
凡人にはなかなかできることではないが、止める人は誰もいない。
2作目も今年12月に決まっているそうだ。
沢木さん、たまこさんのパワーを浴びに、次作も駆けつけたい。
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