ダンスデュオのオーディションも間近で、昨日の午後は練習の前に衣装合わせをやっていた。そこで私の脇腹の発疹を見て、ペアのテルミちゃんに「それ帯状疱疹じゃないの？」と指摘された。テルミちゃんは各科の臨床経験豊富なベテラン看護師なのだ。
タイジョウホウシンって極度の疲労で出現するというアレのこと？以前、取引先の女性ライターさんがそれで入院されていた話を聞いたことがある。ムーミン谷のニョロニョロみたいと聞いたはずだが、私のお腹にあるのは赤いポチポチだ。最初一つできて面積が増えていった。どこかでダニに刺されたと思っていたのだが…。
Facebookに投稿したら、「それは帯状疱疹だと思う」、「自分もなったことがある」、「とにかく病院で診てもらったほうがいい」という書き込みが相次いだ。特に「発疹が出る前に神経痛がありませんでしたか？」というのが効いた。ドキッ。確かに先週木曜の午後、体の節々が痛くて3時間ほど横になっていたことがあるのだ。
自宅の2軒隣が皮膚科だが診療時間を確認しに行ったら毎日午後4時～8時しか診察していない。帯状疱疹だったら内科に回されることもあるというので総合病院,、と最寄りの総合病院である旧・印刷局東京病院を見たら、この4月から民間に譲渡された上、皮膚科がなかった。
そこで最寄りの内科クリニックを訪ねた。朝一番で診てもらえたのだが、脇を見るなり、先生も看護師さんも「帯状疱疹ですね」と言われた。はあ、そうですか…。有無を言わせず処方箋を書かれクリニックを後にした。
お高いオクスリ、バルトレックス
調剤薬局は内科のすぐ近所にあるのだが、薬をもらってビックリ仰天だ。内科の支払いが1,010円なのに、薬代が7日分で6,350円もする。保険がきいてこの金額で、本来は2万1,160円だそうだ。テルミ看護師が「帯状疱疹の塗り薬は信じられないほど高いよ」と話していたが、飲み薬も信じられないほど高かった。自分史上、最高の薬代かもしれない。毎月健康保険をかけても保険証を使うことがなかったから、たまにはいいか。
こんなに高い薬があるなんて…
女性薬剤師さんが窓口で「帯状疱疹なんですね」というので脇をチラ見せしたが、彼女も「帯状疱疹ですね」と言うので、まごうことなき帯状疱疹なのだろう。「それならまだ初期で軽いほうですね。これは特効薬ですから治りますよ」とも。悪化したら大変なことになるとはいうが、ちょっと虫に刺されたくらいで、昨夜もダンスレッスンは問題なくできたし、ピンピンに元気なんだけどなあ…。
こういうのが天の川のようにらせん状にできた
（虫刺されやかぶれとの区別はつきにくいはず）
それにしても、なぜ今なのか？せめて先月なら登山に向けたトレーニングをしていたから分かる。車で取材に回っている時代には「寝返りが打てないほど疲れた」とか言っていたし、震災の頃は、震災報道しながら、新番組のwebサイトを作り、本まで書いて体力の限界だったはずだ。「今日はもうこれ以上読み書きできません」というセリフもしばしば言ってきた。
そういう時に出ず、なぜ人生最後の春休み月間で毎日をふらふら楽しんでいる今の時期に出現したかは謎だ。
ともあれテルミちゃんがベテランさんで発疹を初期に見つけてくれて良かった。
脇腹に湿疹を抱えた女とベテラン看護師のデュオは
●5月20日（月） 21時～ 神楽坂セッションハウス 入場500円
ぜひ、お越しください。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2978号】