朝の連ドラ「ごちそうさん」もいよいよ大詰め。大騒ぎはされないが、視聴率21%維持とはなかなか打ち立てられる数字ではない。私もこれで朝がスタートしている。
一人だと1プレート物を作って食べることが多い
きざみ揚げ、天かすを入れて醤油味にした「ばかし焼きうどん」
ありそうでないメニュー大成功…クックパッドに投稿してみようかな?
主人公、め以子の二男・活男は”料理で兵隊さんを喜ばせたい”と海軍の料理人に志願する。ところが、終戦まであと数か月というところで戦死するのだ。
実は私の父方の祖父は海軍で料理人だった。ドラマのおかげでそれが主計兵と呼ばれると知った。誰のアルバムでかは覚えてないが、祖父の家(現・実家)で祖父がセーラー服を着た姿を見たことがある。
終戦時に14~15歳というと、活男は父と同じ年頃で、祖父は活男の父ほどの年回りということになる。ドラマの悠太郎くらいの年代のはずだが、戦死しなかった。
戦後は広島大学の学生食堂、下宿屋など営んでいたようだ。私が物心ついた時にはすべてやめていたが、祖父の家にはランチをのせる銀色の洋皿、ナイフ、フォークなどがたくさんあった。
洋食も海軍のカレーも作ってもらったことはないが、正月には七輪ですき焼きを作ってくれていた。あとは梅酒やまむし酒などを漬けていたね。私が高校1年の時に亡くなったが、そんなに早く亡くなるなら聞いておきたい話は山ほどあった。
なぜか私は生まれてこのかた、料理上手な男性に囲まれて過ごしてきた。この父方の祖父、母方の祖父、太郎坊のおじいちゃん、父、夫、義父、そのまた父。義弟も料理上手ときた。おふくろの味ではなく、私は断然「おやじの味」派だ。
回数からいえば女性陣も男性の何十倍も料理しているはずだが、子どもの記憶に残っているのは圧倒的に男性陣というこの無常。父など、ご飯を炊いて炒り卵と味付け海苔の昼ご飯を三人姉妹に食べさせただけで称賛されるのだからお得すぎかもしれないが。
日常の食事で、人生の節目で、手の込んだものではなくとも、愛情だけはたっぷり注いでもらってきたという実感はある。ドラマではめ以子が周囲の人においしい物でもてなして「ごちそうさん」と呼ばれるが、この男性たち全員が「ごちそうさん」だ。
いろんなものを食べさせてもらい、ごちそうさんでした。
冷凍のカルボナーラうどん
歌舞伎町焼きそばは生卵を落とす
「うえはら」のランチ 焼肉丼
深夜バスに乗る前の大戸屋 帆立せいろ
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3277号】