この間、Twitterのダイレクトメールで「言葉狩りだ」というメッセージが飛んできた。
写真は本文と関係ありません
今、Twitterは使ってないし、知人はほとんど実名でやっているので誰だか分かる。
つまり、どこかの他人ということだ。
言葉狩りとは…特定の言葉の使用を禁じる社会的規制のこと。
つまり、「その言葉は差別になるので使わないでください」という行為のことを指す。
そりゃ、私は言葉狩りをしますよ。
それが仕事だったので。
江戸川橋のyurucafeは急な階段を3階まで上がったところにある
テレビ キー局のニュース番組の校閲をしていた時は
「その用語を使って不快に感じる人はいないか」
「その内容を放送しても、右翼や暴力団が街宣車で乗り付けないか」
「その言葉を放送しても、テレビ局の品格が下がることはないか」
「それはスポンサーさまに迷惑がかからないか」
という視点でチェックしていた。
例えば、「発狂」や「○○キチガイ」、外国人を侮辱するような言葉が登場したら
「これは使わないでください」
と、「丁重に」か「威圧的に」か分からないが、お願いしてきた。
あくまでお願いベース。
言って聞かないディレクターなどには
「私は事前に言いましたからね。後で番組にクレームが来て、言うことを聞いておけばよかった、と後悔しても知りませんから」
と半ば脅迫していたかもしれない。
ぶっちぎってオンエアしたものは、案の定、クレームが届く。
ほら、言わんこっちゃない。
よく勘違いされるが、テレビ、ラジオを含め「放送禁止用語」というものは存在しない。
よって、放送禁止用語集という冊子もない。
視聴者に不快感を与えないよう、差別的な扱いをしないよう、各放送局が努力しているだけのこと。
これだけ付いて650円は安くないですか?
私がいつもヒヤっとするのは、「不動産屋」のように、「○○屋」と口にする人。
これは放送禁止用語ではないまでも、その職業の方たちを見下す表現なので、「使わないでください」とお願いしてきた。
「不動産さん」「不動産会社」と置き換える。
注意してニュースを見ていてください。
不動産屋と出すテレビ局なんかないので。
皆さんも、新聞屋とかすし屋なんて言わないでね。
私が見落としたかと思って、ヒヤリとするから。
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