先日、実家のアルバムをすべて整理してきて…
あることに気づいた。
等幅のレイアウト
アルバムに貼ってある写真が、すべてどこかのラインに揃っている。
そのため、すべてのページが安定感があり、“整理されている感”が出ているのだ。
私は、自分の本でもとにかく
「オブジェクトをどこかで揃えること」
「複数のオブジェクトは等間隔に」
と書いてきたが、
それは父のアルバムを見て体得してきたのだと実感した。
写真には日付とキャプションが入っている。
アルバムの背表紙にはいつからいつまで、どの旅行や行事のものと書いてある。
“これ、一体、いつの何なのよ?”と困ることがまったくなかった。
コーナーのシールで貼っていた時代
50年以上前。
おそらく父が10代の頃から整理されているので、70年以上前からこのように整理されてきたのだ。
父はデザイナーでも美術の先生でもないが、そんなことをいったいどこで身につけたのだろう?
旅行といえば、きれいな文字のガリ版で、旅程表も毎回作られている。
集合写真にはトレーシングペーパーをかけて、氏名が書かれていた。
作業途中に母が言うことには、職員旅行なら、同学年の先生にまったく同じアルバムを作って渡していたのだそうだ。
私も写真を撮ればプリントを全員に渡したり、アルバムにして渡したりしてきたが、それは父譲りだったのか。
どこかのラインで揃えればOK
DNAも多少はあるとは思うが、やはり、その成果物を見て育ったことが大きいと思う。
やっぱりこんな作品群を処分するわけにはいかない。
デジタル化することにしてよかった。
広島は人通りも車通りも少ない
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3748号】