昨19日は「第14回北区内田康夫ミステリー文学賞」の授賞式に。
受賞作は翌年、舞台化される
この世に10人ほどはご存じだが、私も初めて書いたミステリー小説を応募した回だ。
総応募212作のうち、5作が最終選考に残った。(私など佳作にも及ばず)
大賞のほか、特別賞が2作なので、1位~3位が決まる感じなのだが、今年の受賞者はすごかった。
区民ホールの緞帳は狐の行列
3位にあたる特別賞が「情報協力」を書いた嶋守恵之さん。なんと全身不随のため、車椅子で登壇された。
介助が3人必要なほど重度の障害者だ。
もともと外務省の方らしく、中東の外交問題をテーマに書かれたらしい。
手も足も一切動かず、声も出ないので、介助の方が唇を読んでメッセージを観客に伝えられた。
本日(3/20)付 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016032002000125.html
その時、日頃「眠い」とか「遊びたい」などと考えていた自分を恥じた。
私は、手も足も動くのに、介助なしでどこにでも行けるのに、恵まれた環境の中の可能性を有効に使っていない。
第2回大賞が友人の清水雅世さん(北区在住)
次に2位にあたる区長賞は宮城徳子さんの「未完の自分史-遺棄した死体はそのままで」に与えられた。
72歳で書き始めて6回目の挑戦というから、現在78歳なのだろうか。
昨年まで猫をテーマに書いてこられたそうだが、テーマを変えて初受賞となったらしい。
そうか、72歳で書き始めてもいいんだ。
私なんかまだまだひよっこだ。
「プロント王子」の店みたいじゃありません?
そして、大賞が「小さな木の実」を書いた島村潤一郎さんに決まった。
現在50歳と自己紹介された。
中学を卒業するとき”なんとかエッグ”というカプセルを作り、そこに「小説家になる」と書いて入れたそうだ。
ポケットから取り出し、「今日やっとこのカプセルを割ることができます」と話された。
三人三様にご本人にまつわるエピソードが深く、いろんなことを考えさせられた。
もちろん私にだって、物語を書くに至ったエピソードはある。
応募が少ないこの賞でも200作超。
ここで一番にならないと本にはならないという厳しい世界だ。
大賞は今月号で発表、特別賞は来月号で
だが、この私は内田康夫と浅見光彦が住む、地元西ヶ原に住んで書いているのだ。
そこに何かの意味があると信じたい。
全国から応募してくるよそ者には負けてはいられない。
80歳まで書き続けてみないと、物書きの資質なんてわからないと宮城さんが教えてくださった。
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