やっとクローズアップされる時代がやってきた。「子どもがいない(女性の)生き方」が。
「一片の後悔もない」人ばかりではないはず
唐沢寿明さんと結婚している山口智子さんがインタビューで”子どもを産んで育てるのではない別の人生を生きたかった”と答えた記事を、NHKの「あさイチ」で取り上げていた。
有働キャスターも子どものいない人生を覚悟したとか
さすがに私も「(今から)産まないの?」とは聞かれないし、「産まなかった人」と過去形で見られているようだ。
女性には3種類あって、
① 既婚・子持ち
② 独身
③ 既婚・子なし
③に属する人も相当な数がいるはずだが、その属性を言い表す短くうまい表現はないので、私が何かつけてあげたいと考えてきた。
緑の部分って本当に奇跡だ
下側はシングルマザー&ファザー
① =勝ち組、②=負け組と呼ぶ時期もあったので、自分の中では③=引き分け組か?と考えたこともあったが、①から見たら、②も③も負け組なんだろうな。
はい、私は負け組です。
一人前ではありません。
今回の山口さんの宣言で、③の地位も向上したのかもしれない。
ただ、③の中にもいろいろあるはずだ。
(a)夫婦そろって子どもを希望し不妊治療等を頑張ったが、妊娠・出産に至らなかった
(b)夫婦のいずれかが子どもを希望しなかった
(c)夫婦とも子どもは希望しなかった
(a)から(c)のいずれであっても、両家の両親が孫を希望しなかったということはないだろう。
女性の側だけ考えてもいろいろなパターンがあるが、③には配偶者もいる。
(a)の夫は
”まさか自分が結婚したにもかかわらず父になれない人生を歩むとは考えてもみなかった”という感想なのではないだろうか?
(戦前なら妻を離縁するパターン)
出産願望を経年で可視化したもの
そして、男性にも②の層がいる。
私と同世代を見渡してみても、②の男性はかなりの数が存在するので。
ふた昔前の「三高」と呼ばれるハイスペックでも、性格がよくても、なぜか結婚していない男性は大勢いるのだ。
どうしようもないダメ男が二度、三度結婚する時代に、なぜこの男性たちが独身?という大きな疑問がある。
「結婚したい」という願望は何度も聞いたことがあるけど、一度も結婚していない男性には、当然ながら子どももいない。
元朝日新聞記者さんのアフロはヅラなのかな?
(額に肌色の線があったので)
税制、社会保障的側面から考えても、このまま人口が減り続けては日本が崩壊してしまうことはよくよく分かる。
が、②と③の女性と男性を代表して私が発言しましょう。
「だって、子どもを持てなかったものはしょうがない。税金は十分に払ってきたので、若い方々、どうぞ私たちの老後を支えてね」。
子どもの時「結婚できなかったらどうしよう?」と大まじめな不安を抱いていたら、
おばあちゃんは
「大丈夫、みんな結婚して子供を産むんだから」
って言ってたよ。
アレはウソだった。
みんな結婚しないし、みんな子ども産んでないじゃん。
どこかの大学准教授が涙ながらに…
私だって、まさか自分が「子どものいない生き方」とやらを生きることになるとは考えてもいませんでしたよ。
全国の子なし男女のほとんどが望んで子どもがいないわけではないはず。
日本の人口の15%くらいは、生涯一度も子どもに「母の日」「父の日」のお祝いをしてもらうことなく死んでいくの。
当然ながら孫から「敬老の日」を祝ってもらうこともないの。
そのうち、「引き分け組(仮称)」を取材して書いてみたいとまじめに考えております。
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