Quantcast
Channel: 【日刊 ノボちゃん】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

1億を手にして

$
0
0

ついに、やっと、私にとっての最後の秘境に潜入してきた。

 

 

 

ミステリー小説の習作の舞台として登場させた国立印刷局だ。

 

3年半前、数人から伝え聞いた話から物語を書いてみたが、やはり一度は中に入ってみたかったのだ。
そんな思いが通じてか、関係者から見学に誘っていただいた。

(じんわりうれしい)

 

ご存じない方に説明すると、印刷局とはお札ほか国の印刷物をつくる機関。
それが我が家のごく近所にあるのだ。
どれくらい近いかと言えば、かかりつけの歯医者さんのイスに座って毎回眼科に見下ろしているくらいの距離。

 

1枚に20面付 1,000枚束 千円で500万、5千円で500万、1万で1,000万

 

ちなみに桜の季節に“通り抜け”があるのは造幣局だ。
紙幣ではなく、硬貨を造るところになる。
もし強盗をするなら造幣局を襲っても重くてカサがはるばかりということを覚えておきましょう。

 

明治のお札はタテ位置だった

 

さて、見学はメディアの取材でなければ決まったコースで進むようだ。

ビデオ視聴→構内移動→お札製造工程見→→展示室見学

 

最近はいくつかのテレビ番組が取材に入ったので中の様子をご存じの方も多いと思うが、やはりその現場に立って、自分の目で見ると違う。

 

少なくとも工場の中のにおいは映像では感じられないものだった。

内部の様子はやはり中に入った人間にしか書けないだろう。
ミステリー小説、もう1回書き直してみるべきかな?

 

(左)言 (右)う (下)吉 という新漢字

 

多くのエリアは撮影、録音禁止なのだが、メモを取らなくても脳内に焼き付けてくるのが記者というものだ。
自分が知りたかった部分を重点的に見て、ガイド役の方にも確認してきた。

 

私が驚いたのは…
 撮影可能なアップルウォッチなどもあるので腕時計もはずしてロッカーに預ける
 工場の窓がボタン1つで曇りガラスから透明に変わる(まるでスパイ映画)
 最後におみやげを売りにくる(=おみやげ買える)
この3点だ

 

手描きの原版も見られる

展示室は持ったり触ったりの体験型プログラムも多いので、1億円の束を持たせてもらった。
1億なら、私でも持ち運べなくもないが、3億円では運搬の乗り物などないと無理だろうな。

 

こじんまりとした時間限定売店

 

お土産はタオル、せんべい、ペンなどがある中、

取引先に「お札のあられ」、自分にはキティちゃんの根付にした。

紙幣の断裁片が入っていて、おそらくここでしか買えない。

 

作ろうと思えば紙幣を切り刻めば作れないもないが、1万円をシュレッダーにかける人はいないはずだ。

本物のお札をシュレッダーしたものがあるのは印刷東京工場以外ないと思う。

これがまた、宗教に関係なく、金運が上がりそうな姿形なのだ。

 

透明なお守り袋に断裁した紙片

 

実は一般の方もネットから申し込めるとのこと。
無料なので、一度は見学をオススメします。
http://www.npb.go.jp/ja/event/kengaku/tokyo.html

 


好評発売中!

 

プレゼン・コンシェルジュ天野暢子の辛口web日記は
ただいま【4705号】

 

新メールマガジン【完全希望制】
「“秒速で直感!”天野暢子のプレゼン通信」
PC  http://ur0.work/qnMo
モバイル http://ur0.work/qnMr

 

 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>