最近、宿を電話で予約する機会があった。
キャッシュレスショッピングに慣れてきた日本人
それだけでも電話はかからないわ、せっかくつながったと思ったら「予約は〇時以降です」と断られたり…。
でも、少し前まではこうやって電話をかけて予約していたよね、何でも。
私が予約したもの
1997年から2000年まで、私はホテルチェーンの本部に勤めていたが、その時代は確実にこの予約方法だった。
国内旅行だと「じゃらん」などの旅行雑誌や新聞夕刊に広告を出し、それを見て電話をかけてくるのをコールセンターで受注していた。
こういう方法をメディア販売と呼んでいたんだったわ。
メディア販売の前は旅行代理店経由だ。
各町までの距離が判明したアプリ
その後2000年から2003年に旅行システムの会社に勤務していた時代はメール予約が主流になった気がする。
メールで依頼して、オペレーターが予約状況を見て返信するスタイルだ。
その後、検索して即予約というネット販売が出て、さらにはスマホで同じことができるアプリが登場した。
ここ10年は完全にネット予約~決済が普通のことになった。
最初は本当に予約できてるのかな?と心配だったし、カード情報を入力することも怖かったというのに。
ガストの持ち帰りパーティーセットはコスパがいいかも?
すると、ただの電話というのがとても不確かなものに感じられる。
「電話をかけた」「予約した」と言ってもメールなどの証拠がない。
慣れって怖いね。
“ホームページ”が始まった頃は、「一生に一度の結婚式をインターネットで決める人なんかいない」などと言っていたが、式場だけでなく、海外旅行も、結婚相手もネットで決めることは珍しくもなんともなくなった。
さて、旅行システムの会社時代は今で言うところの、客室予約システム「トラベルアンサー」を開発して売り出し中だった。
道半ばにして会社は廃業になったが、もしあのまま続いていたとしたら、エクスペディアとかホテルズドットコムみたいに発展していただろうに。
そう考えると悔しい。
みんな頑張っていたのになあ。
大学の勉強の進捗も自分がネットで確認する時代
今回わかったのは、いったん便利で確実な仕組みに慣れてしまうと、もう昔には戻れないということ。
旅行の手配をするために旅行代理店の窓口には行かないし、アイドルのコンサートのためにプレイガイドに徹夜で並んだり、ぴあに電話をかけまくる…なんてことはもうできないわ。
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