ある日曜の朝日新聞、別刷りは「監視疲れ」の特集。
監視で安全が担保されることを歓迎する国もある
かと思ったら、大学院の合同ゼミで、よそのゼミの下級生(年齢不詳)が「(情報)セキュリティ疲れ」についての研究を発表していた。
さらには、「プライバシー疲れ」なる言葉もある。
情報化社会が進むにつれ、配慮しなければいけないことが増えすぎて、人々が疲労しているというのだ。
建物2階のタピオカミルクティー屋さんは厳しいね@王子
もれなく私も疲労している。
この1年で、いったい何枚の機密保持に関する誓約書を書かされだろうか。
「この仕事で知り得た情報は今も未来も決して他言しません」と宣誓させられる。
実際は、長い契約書を読んで、署名・押印するだけだが、「もし違反した場合、貴社の損害の全額を弁償します」みたいなことも書いてあるので恐ろしくなってしまう。
まっさかさま階段の「3階スナック]@王子
FacebookなどのSNSで、「きょうはどこそこでパーティーでーす」とか「今セミナーやってまーす」と、参加者の顔がバッチリ写った写真を投稿している方々がいる。
これは、開催情報と、参加者の顔や名前というプライバシーの両方を当事者に無断でさらしている時点でアウトだろうなあ。
私など、”●●関連の業務に携わっていることすら世の中に知られてはならない”と厳しく言われているので、そういう発信はまずしない。
情報の取り扱いが厳しい業務ではスマホなどは使用禁止で、預けることになっている。
その他、いろいろな試みがされているが、”スパイ映画やFBIじゃあるまいし、そこまでしなくてもいいんじゃないの?”と思うようなレベルまで、管理される。
機密漏洩のためにどれだけの機材や監視を導入しても、最終的には各人の倫理観を教育するしかおそらく防止の道はないと思うけどね。
狐が集まる稲荷@王子
それが人間にとってストレスにならないわけがない。
それをまた研究していう人も組織もたくさんあるということらしい。
私も時々、パソコンもインターネットもない社会に行ってのんびり暮らしたいと思うことがあるが、現代人はITの出現で疲れきっている。
情報のセキュリティ管理は自分(人間)がやろうとするからストレスになるみたい。
全部システムに任せるといいらしいよ。
この先は、コロナウイルスの特効薬と、情報セキュリティの完全自動化を発明したらノーベル賞がとれるんじゃないかな?
どこかの偉い方、ぜひ研究を進めてください。
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