事情が許せば、NHKの朝の連続ドラマ小説は見ることにしているが、毎回大阪制作の半年はつまらない。
(おそらく制作費が東京と大阪で違うのだろう)
まえだまえだが好演してはりますなあ
今期の「おちょやん」のヒロインのモデルとなった女優さんはいたとしても全く知らない人だと思っていたのだが、知人がブログで「浅草におちょやんがいた」と写真をアップしていたので本人さんがわかった。
浪花千栄子さんとはオロナイン軟膏の看板の人だった。
私くらいの年齢だとギリギリ知っている看板だ。
50代後半以上なら見覚えがあるはず
同時にテレビCMにも出ていらっしゃったかもしれない。
当時はオロナミンやオロナインの広告はたくさんあったのでね。
それで気になってネット検索してみたら、浪速さんはかなりの苦労人で、人生中盤ではかわいがっていた女優さんと夫が不倫して子どもができた。
離婚して、劇団も飛び出たという話がわかった。
あらすじを知らずにドラマを見始めたら、予期せず、本当のあらすじを知ってしまった格好だ。
いや、その話は連ドラではどうするの?
東京の100均にも三島食品の「ひろし」シリーズ出てきました
以前も「花子とアン」で、吉高由里子演じる翻訳者が妻子ある男性と恋に落ちて結婚した話が描かれていたことがある。
その時は奥さんが肺結核か何かで長いこと療養中で、亡くなった後に結婚したことにしてあった。
が、企画展を見に行ったところによると、本当は彼がその病気の妻を捨てて、花子と一緒になったそう。
千栄子は劇団と夫を支えてきたのに子どもに恵まれず、挙句の果てに、夫は子どもができた女のほうを取って捨てられる。
花子は、病気の妻から夫を奪って結婚。
自分がそうなったら精神を病むだろう
なんだか悲惨極まりない話なのだが。
恋愛の成就も片方から見れば純愛物語だが、もう一方から見れば、不倫の略奪愛でしかない。
桃太郎もそうだが、一つの話を誰の立場で描くかによって、全く違う話になるよい例だと思う。
しかし、今回はNHKも史実に基づき、ヒロインの夫がよそに子どもができて、ヒロインを捨てた話も描写していた。
きれいごとにおさめなかったことは評価すべきだが、朝からなんだかつらいな。
ただ、NHKとしたら、視聴率が取りたいので、全国から
「千代ちゃんがかわいそう」
「千代、頑張れ」
という応援が集めたくてやっているのかもしれない。
応援で視聴率を取る戦略は正しいが、朝だったらもう少しさわやかな苦労にしてもらいたい。
(文句があるなら朝ドラ見るなって話だけど)
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