東京の緊急事態宣言期間の最終日だった8月22日、近所を歩けば、24日からのパラリンピックの交通規制の表示が出ていた。
都道は交通規制を訴える表示が多い
そうだよね、オリンピックもやったんだから、パラリンピックだけ中止にはならないよね。
ただ、その直前にはJR王子駅のそばの音無川親水公園の水が抜かれ、人が集まらないようにしてあるのを見たばかりだ。
水が止められ、親子連れも集まっていない親水公園
いわゆる、アクセルとブレーキの両方を目の当たりにして、"どちらが正しい”ではなく、両方のペダルを踏み込んでいる状態なんだなと再認識した。
そして、本気で驚いたのは飛鳥山公園から太鼓の音がしてきたこと。
こんな時期にイベント？と思って、何をやっているか確認しに行ってみた。
玄人の踊り手ばかり…今やって本人さんたちは楽しいのか？
すると、盆踊り愛好会らしきグループが野外舞台の上で盆踊りをやっていた。
浴衣が妙にカラフルで、若者中心。
これは地元の町内会などではなく、そういう組織だと推察される。
名前はわからないが、和太鼓は「太鼓 誠」という幟が見えた。
やぐらではなく階段の上からの和太鼓
期間が延長されたとはいえ、緊急事態宣言の最終日だったに盆踊りって必要だろうか。
地域住民ならまだしも、どこかの団体によく区が公園使用を許可したものだとも思う。
区民が恒例行事を2年連続すべて中止にしているのに、よそから来た人たちがお盆すぎに盆踊りでもないだろうに。
難しい。
パラリンピックの開会式で盆踊りを踊るのはよくて、都内の公園は悪いのか？
アスリートが国際移動するのはOKで、小学生が国内修学旅行に行くのはNG？
紅白幕もむなしい感じ、本来は能舞台だが無観客
私が政治家や評論家だとしたら、「世界的行事と私的サークルでは意味合いが異なる」と回答するだろうか。
パラリンピックが終われば例外はなくなるはずなので、もうしばらく、個人的娯楽を我慢していきたい。
好評開催中！
●SDGs×ARTｓ展
～8月31日（火）
東京藝術大学 大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2021/sdgs_arts/sdgs_arts_ja.htm
（入ってすぐ右のセンサリールームを担当）
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