うちは国立印刷局の近くだ。現在ビル新築中のため、大型車両が頻繁に出入りしている。長い車両をバックで入れるために、警備員が本郷通りの車両を止めて誘導していうことはしょっちゅうだ。
が、昨日はちょっと様子が違った。背中に警視庁と書いた制服を着た人（つまり警察官）が道路の車両を止めていたのだ。印刷局がお金を刷っている場所だとは知っていたが、今日はそのお金をどこかに運ぶんだね。
ボディーに企業名が書いてない特殊車両
滝野川1号車
コインは造幣局の管轄で、印刷局は主に紙幣、パスポート、切手などを作っているらしい。国公立大学の入試問題も印刷局が印刷するそうだが、パスポートや入試問題を盗んでもお金にはならないので、守るべきは紙幣なのだろう。無事、車が大通りに出たら、前後をパトカーが警護して出発した。
だが、こうやっていつもと違う警護がついたら「お金、運んでますよ」と宣伝しているようなものではないか。現に、近隣住民の私に車両や警護風景を撮影されているのだ。普通のワゴン車で、前後は覆面パトカーに私服警官が乗り込んだほうが目立たないはずだ。
滝野川2号車
第一、3台連なっていく必要があるのだろうか？ルパン三世の見すぎかもしれないが、ヘリなどで襲撃されたら3台もろとも被害に遭ってしまう。新幹線に美術品、大型動物など特殊で難しい輸送は夜中に行うのが常だが、白昼のほうが襲われにくいのか？そもそも現金輸送は日通の寡占市場だが、よく見たら車両が白ナンバーなので、これは国の車両だ。（元物流担当記者は語る）
そんなことを帰宅して話したら、「3台のうち2台はダミーで、襲撃されたとき、本当にお金が入っている車両を見つけるのに時間がかかるようにしてあるのではないか」という推測も出た。
滝野川3号車
確かに夜中では襲撃されたとき、目撃者も少ないし、逃走しやすい。昼間に3台で走行するのは意味があるのかもしれない。
が、印刷局の現金輸送はちょっと脇が甘いと心配する近隣住民だ。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2779号】