今年も「24時間テレビ」(日本テレビ系)が終わった。
お盆が終わるとすぐハロウィーンの売り出し
毎年、”チャリティなのに、出演タレントにギャラが支払われるのはおかしい”だの”長距離マラソンはヤラセ”だのいろいろな批判が集まる。
が、そのビッグイベントのために集結するスタッフや関係者の思いは本物だと思っているし、あの番組から学ぶことは本当にたくさんあるので、おさらい(復習)するよ。
この画面の中のテロップ類にも工夫満載
① 色でブランディング
夏の終わりにテレビを着けて黄色のTシャツが見えたらそれは「24時間テレビ」「チャリティの番組」ということは日本人なら誰でも知っている。
45回目だから、開局25周年を記念して始まった番組ということになる。
45年間、黄色のTシャツを守り続けてきたから実現した日本の歴史に残るブランディングのお手本だ。
つまり、ブランド構築には何を言われても変えずに続けることが重要ということ。
どういうトレーニングをすれば素人が100km走れるかも学べる
② メイキング映像
番組のうち24時間マラソンのほうは数か月の練習風景、途中の休憩や、関係者とのやりとりなどを記録として撮影し、番組終了後すぐの番組に始まって、翌日の情報番組、さらにまた別の番組などで繰り返し放送し、感動を反すうさせる。
輝かしいゴールまでに苦労があるならそれは記録していかなければダメなのだ。
記録しておけばそれを後でいくらでも加工して発表できる。
連ドラ「らんまん」、主人公の妻、寿恵子のプレゼンもバズっていた
つまり、新製品のプレゼンテーションなどでは、そこまでの苦労を見せることによって、相手を感動させ、イエスを引き出せるのだ。
この手法をやっていない人が多すぎる。
私は当然ながら、24時間テレビで学んだが、近年、大学院でプロジェクトを進める時、若い同級生たちは当然のように記録していた。
飯田橋の名画館「ギンレイホール」は昨年に廃業していた
かくして、国民的番組からは学びが多い。
私は途中、途中しか見ないが、毎年必ず見るようにしている。
私は20代の頃、広告代理店にいたので、その日はクライアントの店舗などで黄色いTシャツを来て募金活動をしており、余計思い入れがあるのかもしれない。
文句を言う人はテレビを付けないか、別の局を見ればいいだけ。
見て、学んでいる視聴者にやいやい言うな。
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