22日は仕事終わりで、豪雨の中、LINE CUBE SHIBUYAへ。
NHKの手前にある渋谷区のホール(旧・渋谷公会堂)だ。
スタッフの多さに驚かされた
そこで行われたのは、広島出身のお笑いコンビ「ヴェートーベン」の25周年ライブ。
チケットぴあやイー・プラスがあるこのDX時代に、なんと紙のチケットを手売りで完売した。
その数、1,956席。
渋谷公会堂って3階まである大箱
私が手売りされたのは、神田駅前の居酒屋五郎。
5月某日、4年ぶりに開催された広島県人会「基町倶楽部」でのことだ。
二人が漫才をしに来て、チケットを売られた。
5カ月先の予定はわからんが…と思いつつも、2千円なので買っておいた。
予定がわからないという時の対応は簡単だ。
入れた予定を優先して、その後に来た予定は入れなければいいだけの話だ。
そんな簡単なことがわからず、さまざまなチャンスを逃す人のなんと多いことよ。
学園祭のようなチケットを居酒屋で買った
会場に着いてまず驚いたのは誘導係のスタッフの多さだ。
照明・音響などのテクニカルスタッフを除いても、軽く20人はいただろう。
そして、続々と入ってくるお客さん。
前説(明)を頑張る後輩芸人さんたち。
どれだけの協力者がいるんだ、この二人。
舞台は漫才のほか、映像も交えながら構成されていたが、そのあたりも同じくこの会場で公演を続けてきた我が家のごひいきダンスカンパニーであるコンドルズと通じるものがある。
ネタも時事問題に詳しくないとできない、客にも知性が求められるインテリ系。
そういう部分もコンドルズと似ているね。
今回は「物語的漫才」と題して、結成時からを振り返る笑いとなった。
広島弁で繰り広げられるのも、すっと入ってくるよね。
(大阪弁の「なんでやねん」はピンとこんけえね)
後輩芸人さん総出で会場整理
コンビは最初、松竹芸能、次にオスカープロモーション所属だったことからゲストに剛力彩芽さんが来られた。
うっひゃあーっ!
ご本人だけではなく、実家のご家族とも親戚同様の付き合いだそうだ。
どれだけ巻き込んでるんだい、君たち。
今回の企画、会場が予約できた1年前に始動したそうだが、テレビに出ているわけでもないお笑い芸人が対面で売っていくのは並々ならぬ苦労があったようだ。
飲み屋の流しに路上ライブに、YouTube。
時には酔客に暴力を振るわれることもあったとか。
それでも、1カ月前にチケット完売。
完売はしても来場しない人はいる。
会場を見ていると満席にはならなかったようだが、ざっと見ても7割は埋まっているようだった。
すると、1,400人ほど。
本当によく頑張ったと思う。
私が彼らの親でも、姉でも、「そんな絶対無理じゃけえ、やめときんちゃい」と言うだろう。
最後の最後にメンバーの青井さんからお礼があったが、
「何歳になっても何かを始められる。
絶対無理と言われても、成し遂げられる。
皆さんに応援してもらってこの場があるんで、
今度は僕らが皆さんを応援する番です」
と話された。
渋谷駅前にはいつの間にか日本庭園ができていた
私も涙がこぼれそうになったし、”うちもまだこれからあの野望が達成できるんじゃないか”と思えた。
公演タイトル「その時が来た」は夢のお告げだった逸話もぐっと来たなあ。
舞台は、地元広島のテレビ局RCC中国放送の番組の密着取材も入っていた。
広島の皆さん、ぜひ見てあげてください。
たまたま買うたチケットじゃったけど、ぶちおもしろかった。
これからもヴェートーベン、応援するけえね。
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