大衆演劇のリハーサルもヤマ場を迎えている。
こんな構図が取れるのは若いうちだけ(池袋ブリリアホールこけら落とし)
稽古場を抽選で押さえたり、レッスン代、装代、稽古場代と追加で徴収されることもなく、行政主催の舞台はなんとありがたいことか。
昨夜はフォーメーションを決める際、集合写真のように高中低と高さを作ることになった。
私は初参加だし、後ろのほうで目立たないようにしようとしていたが、なんと皆さん、膝が悪く、立膝(たてひざ)ができないと言われる。
王子駅そばの大木は誰がお世話をしているのだろう
中腰(ちゅうごし)も短時間がギリギリとか。
私より若い方もいるように見受けられるが。
そういうわけで、立膝のできる私と整体師の男性が最前列になってしまった。
立膝ができない整体師では困るので、ご自身のケアはされているのだろう。
両膝を長時間着いていられることが幸せだとは思ってもみなかった
稽古中、立っていると背景を邪魔するので私は脇で正座して見ているが、多くの方は窓際に腰かけていらっしゃる。
今から振り返れば、あれ、膝が痛くて長時間、正座ができないのだろう。
私はダンス公演「ユメミルチカラ」で茶道を続ける役だったので、稽古期間含め、相当長い時間、着物で正座はへいっちゃらだ。
子どもの時から半世紀以上、集合写真と言えば、最前列は立膝か体育座り、2列目は中腰で来た私は軽くショックを受けた。
そうか、年を重ねるということは立膝ができなくなるということか。
中腰もつらくなるのか。
建物も長い間ケアしないとこんな状態になるんだ
私もいつ最前列の立膝ができなくなるかもしれない。
明日、中腰の姿勢が取れなくなってもおかしくないんだ。
そういえば、昨年の還暦ダンス公演「RockziU」ではフィナーレを集合写真風に作り高齢の母と出演者に椅子に座ってもらったが、あれはあくまで椅子を使ったダンスを作りたかっただけ。
結果的には80代、90代の方に椅子を準備してよかった
私、ここでも自然と立膝してますね
彼女たちが中腰が厳しいからという配慮から考えたものだったのだ。
今、側転やハンドスプリングなどバンバンやっているバトン少女たち。
エビぞりをしているモダンダンスの少女たち。
空中ペーパー立て、濡れないからいいね!
そういう動きがいつまでもできると思っちゃダメよ。
おばさん、おじさんになったら、集合写真でとるようなポーズもできなくなるんだって。
私もあと何年、いや何か月、立膝ができるかわからないので、できるうちは立膝の役目を頑張らせていただきます。
好評発売中!
プレゼン・コンシェルジュ
天野暢子の辛口web日記は
ただいま【5644号】
“秒速で直感!”
【天野暢子のプレゼン通信】は
第1木曜・第3木曜投稿!
https://note.com/epresen