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Channel: 【日刊 ノボちゃん】
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頑張れない子

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子どもの時も、大人になってからも、あなたの周囲に頑張らない子・人がいることはありませんか。

 

芸術系に頑張ってきた妹が作ったしゃぶしゃぶ

私はある。

・私はこんなに頑張っているのに、Aさんはなんで頑張ってくれないの?
・私はこれを頑張っても褒められないのに、妹は頑張らなくても怒られないのはずるい
といった不公平感。

ある時、母が言った。

「頑張れん子もおるんよ」。

 

最近、近所にできた店で家族の食事

母はド根性カエルの先生のように小学校の教師生活三十数年。
千人を超えるいろんなお子さんを見てきたのだろう。

そうか、世の中、頑張れない子もいるのか。

それで、なぜか納得できた。

頑張りに1から10段階までのようなレベルがあるわけではなく、頑張れるか、頑張れないかの二択しかないのか。

 

なかなか家では品数を準備できない

それでいくと私は頑張れる子だろう。

最近はグリットという考え方がある。

「やりぬく力」と訳されるが、4つの能力の頭文字を取ったものだそうだ。

GRIT

 

仕事などで成功する人は、知能指数が高いとか体力があるとかではなく、やり抜く力があるから成功するのだそうだ。


そして、グリットは母親から受け継ぐものという記事を最近読んだ。

遺伝というよりは、母親から受け継ぐ生活環境とでもいうか。

 

たまたま好物の牛すじ煮込みが出てきた

そして、私が大学3年のゼミで最初に読んだ原書講読の論文に立ち帰る。

ブログにも何回も書いてきたが、幼稚園の子を母親が短大・大学卒のグループ、高卒以下のグループに分けて学力調査を行うものだった。

えっ、研究のためとはいえ、アメリカではそんな人体実験みたいなことが許されるの?と当時の私はかなり驚いたのだった。
(私は教育学専攻で、教育社会学のゼミにいた)


それから40年経過したが、日本でも似たような調査・研究がなされていた。

日本の調査(文部科学省)

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/11/28/1398296_4.pdf

 

この調査によると、母親が多くの本を読んでいたら、やり抜く力を持った子どもに育つのだろうか。


やり抜く力は母親譲りということになると、最近話題の「親ガチャ」で、子どもの努力ではどうしようもないではないか。

 

チキン南蛮とは店で食べるものだね

カエルの子はカエル、
あの母にして、この子(私)あり。


それで納得できたかに思えたが、”あの母”から生まれた三姉妹の頑張り具合が違うのはどう考えたらいいのか。

おそらく…母の頑張りが10方向に向かっていたとしたら、
長女(私)はある3方向(ビジネス系?)
二女は別の3方向(芸術系?)
三女はさらに別の3方向(家庭系?)、
に向かって頑張っているのだろう。

 

飲み放題でビールを8杯飲んだお調子者も

私が大学3年時に衝撃を受けたあの英語の論文。
今改めて読んでみたい。
今なら英語の論文でもかなり読めるはず。

頑張れない子は親のせいなんだから、一生頑張らなくてもいい気がしてきた。
頑張れる人に付いていけばいい。

そのためにやり抜く人がいるのだ。


そう思ったら、自分が楽になれる。


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