先日、文章を読んでいて出てきた言葉に「橋頭堡を築く」がある。
段差があるかないか微妙な場所はつまずきそうだ
調べると、”きょうとうほをきずく”と読み、敵地に侵攻するために設ける拠点という意味だそうだ。
橋頭堡は橋を守るために築いた堡塁のことで、そこから企業の海外市場への進出への足がかり、などのような意味に使われるとか。
私は生まれてこのかた、この言葉に出会ったことがなかったが、皆さんはどうだろうか。
裏手から見たイスラエル大使館、明らかに盛り土で建てられている
日経新聞の校正などやっていても登場したことはなかったが、防衛省、グローバル企業の海外営業部やJICAの方などは使うのだろうか。
シンプルに「進出拠点」のほうが伝わりやすい。
この件で、間違いではないが伝わらない言葉というのは確実にあると思った。
千代田区あたりは弁当売店がないと昼食に困る
雑誌やwebサイトは専門分野に特化した媒体が多いが、新聞、テレビのニュースはやはり中学生から80代までの幅広い人が理解できるようにするべきだし、さらには外国人にも配慮が必要だ。
「橋頭堡を築く」は外国人にはわからないだけでなく、調べ方もわからないだろう。
これから、ますます、情報の見える化、やさしい日本語を心がけていきたいなと考えた慣用句だった。
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