3月5日夜、日本テレビ開局70年記念ドラマ「テレビ報道記者~ニュースをつないだ女たち」をご覧になっただろうか。
あまり使っていないメガネのツルがはずれた
録画はしたが、私もここで働かせてもらっていたので、リアルタイムに拝見した。
あれ、本物の報道局なのだろうか。
それとも、精密に再現したセット?
それほどまでに、リアリティのあるドラマだった。
転職歴の多い私が、新卒で入った広告代理店の次に長く勤めた職場だ。
さまざまな思い出がある。
あのガヤガヤの中央に座っていたのだから、そりゃあもういろんな出来事が起こった。
買った店の別店舗で即修理していただけた(無料)
それまでは、「大喪の礼(元号変更)より大きな出来事は起こらない」などと言っていたが、東日本大震災が起こった。
第一報で、いったい何のこと?と思ったのは酒井法子の覚せい剤逮捕だろうか。
さて、ドラマの中でも触れられていたが、「テレビはオワコン」※と言われて久しい。
※終わっているコンテンツ
が、伝える/プレゼンテーションの装置としてテレビを観察・研究してきた私から見れば、まだまだテレビのすごさは衰えていない。
報道局からwebの部署に異動して戻ってこられた方が話されていた。
「いくらwebが進化しても、報道はテレビにはかなわない」。
(バラエティーなどはYouTube等が超えることは可能)
自宅テレビ画面をスマホで撮影したもの
全く同感だ。
災害や事故が起こった時に、一市民がスマホで撮影した動画をSNSで拡散することは可能だ。
だが、それにどんな説明を加えるかで同じ動画でも意味が違ってくる。
また、誰も真偽を検証していない情報は信用できない。
テレビニュースは日本全国、世界各地に取材網が張りめぐらされ、複数人がチェック後に放送される。
新聞、雑誌と違って、リアルタイムに伝えることも優位性の一つだろう。
私がしばしば口にしていることだが、若者を中心に「テレビなんか見ない」というが、サッカーW杯に夢中になったり、オリンピック金メダルに感動しているではないか。
地震や台風などの災害時も情報は一番役立つ。
ここだけ見れば、本物の報道局だ
その情報を入手しているのは、新聞報道でも、ラジオ中継でもない。
「テレビ放送を通じて」のはずだ。
テレビ局はスポーツ中継がない時でも、災害が起こっていない時でも、常に準備しているのだ。
そのために、スポンサーからの資金、受信料などで放送体制を整えているという事業だ。
私たちがまだまだテレビニュースにお世話になることは間違いない。
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