先般の「まちとくらしのトライアルコンペ」(勝手に略して”まちくら”)の最終審査会は4時間半もかかるし、私は絶対に最優秀賞には選ばれないとわかっているのに出席した。
ヌーヴェル(新)赤羽台は建て替わって、ちょっとしたタワマン群だ
なぜかと言えば、選出の過程や、審査員がどういう考えで、何を基準に選んでいるかを知るためだ。
これを知らないと、何度チャレンジしても勝てないとよくよくわかっているから。
美大時代も卒業制作の講評会に参加したことは学びが多かった。
大学の教授の頭の中はこうなっていて、こういう部分が刺さるのか…とわかったので。
それさえわかれば、攻め方は考えられる。
東洋大も団地も階段を上らないとたどり着けない
まちくらの場合、5人の審査員がいて、2つの考え方で選考したそうだ。
今回は、いわゆる公団団地の総本山である東京・赤羽台で何をやるかというテーマだったので、赤羽台でしかできない、その人やその団体にしかできない事業という考え方が一つ。
もう一つは、全国の団地で同じことができるかという横展開という考え方だ。
まちくらの最優秀賞は、前者の、赤羽台でしかできない、地元の人が選出されたが、URとしては全国約300カ所の団地を活性化していかなければいけないので、汎用性のある企画も歓迎らしい。
まだまだ新築は続く
その話を聞いて、私の目が輝いた。
私の企画は、ラジオ体操や盆踊りのようにダンスで団地のさまざまな属性の方たちに平等なつながりを作りたいという提案だったが、厚かましくもこれを全国に広めたいとも考えてきた。
総本山で採択され、成功したら、横展開で全国300カ所に広がる可能性があるということだ。
日本全国に広める…、どうやって?と自問自答してきたが、その解は審査会場にあった。
スーツで出て行ってよかった
休日を返上して、出席してきてよかったわ。
これは、コミュニティデザインとかプレゼンテーションといった小さなくくりの話ではない。
飛鳥山も花見の準備が整ってます
どこかから資金ほかのサポートが受けられる。
ドカンと広がる可能性を持つ。
どんな事業でも、プロジェクトでも、「横展開」ができるかどうかを考えてみるといいです。
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