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Channel: 【日刊 ノボちゃん】
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超都心の昭和中華

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今月から正式に入門した空手教室は保育園やこども園、新1年生などと一緒に習うので、新しい世界が開けている。

 

オラオラ、これが昭和のコカ・コーラだよ

また、会場が九段下と飯田橋の間の千代田区富士見にある小学校の体育館なので、帰りに付近を探検するのも楽しい。

飲食店もいろいろ目に留まるのだが、最も気になったのは中華料理店、いわゆる町中華だ。

外からは、どんなメニューがいくらとかわからないのだが、食べログで昼と夜でメニューが違うこと、オムライスが名物であることを知った。

 

昼は限定メニュー、夜は一品も注文できる、意外にも定食はない

ある稽古帰りに入ってみたら、高齢婦人が椅子に座って休憩されていた。

つまり、入って行った私以外に客がいない状態だ。

「オムライスを食べてみたいんですが、量が多いと食べきれないかもしれないし…」
と言うと
「じゃあ、小さく作りましょうね」
と言ってもらい、オムライスに決定。

それにしても、昭和な店だ。

意識して作り上げた”昭和レトロ”ではなく、昭和時代のものを大切に使われている感じ。

 

完璧な昭和のオムライスだ

テーブルも椅子も、私が子どもの頃の食堂はみんなこんな感じだった。

オムライスもふわとろじゃなくて、チキンライスも外の卵もしっかり固い。


私は食べたことがないが、子ども時代、近所に洋食と中華の店があり、お隣のタシマ家のパパさんがよく出前を注文されていた。

 

洋食と中華のマリアージュ

あの店の出前のオムライスみたい。

スプーンも紙ナプキンで包まれているし、中華スープも付いているぞ。

コカ・コーラ提供の「営業中」「準備中」の札も、昔のロゴのままだ。

 

黒電話に瓶ビールだよ

そして、極め付きが黒電話。

ピンク電話、赤電話を通り越して、黒電話はなかなかあるものじゃない。


ここは、東京都千代田区で、日本のど真ん中だというのに。

建物は木造ではなくビルなので、いつかのタイミングで建て替えて、什器や食器は昔のものを使われているのだろう。

上を見上げると調理師免許が飾ってあるが、生年月日が私より1つ年上だったので、注文を受け、調理し、勘定してくれた女性は、その男性のお母さんだろう。

 

昭和36年生まれの息子さん、どこ行ったー?

すると、80代後半以上だと思われるのだが、背中もぴしっ、立って中華鍋を振れるってどういうことだろうか。

 

何より、それが素晴らしい。

 

今の若い子なら、”映える”と人気になりそうな店でもある。

生涯現役女将の作る昭和オムライスは三光園でご賞味ください。

 

 


好評発売中!


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