311の震災のとき津波で流された人々を見たからではない。
が、昔から私は水のそばに暮らすのが怖かった。
西ヶ原駅
サーフィンや釣りが趣味で海のそばに暮らす人はそれでいいと思う。そういう方々を否定するものではない。ただ、私は川だらけの三角州(さんかくす) 広島市に生まれ育ち、生まれながらの本籍地は瀬戸内海の島だったというのに、泳げないんだから、仕方ない。
神保町駅
水にのまれさえしなければ、大けがをしても生存率は上がる。
命さえあれば何だってできる…というの高い場所に住みたい理由だ。
上野御徒町駅
そんな理由で、東京の夜景を一望するウオーターフロントの高層タワーがちっともうらやましくない。災害時に、液状化して建物が傾き、電気・水道が止まった時、老体に重い荷物を携えて階段を上り下りする覚悟もない。
泉岳寺駅
今住んでいる家は賃貸ではなく、買った戸建てだが、さまざまな条件のうち、「高台」が決め手となった。賃貸でも水没は怖いが、自分の所有物となったら、水没は絶対に困る。
海抜23m超。ここまで津波が及ぶようなことがあれば、東京全滅というか日本沈没だ。その時は仕方ないだろう。
白金台駅
海抜が高いだけではダメで、崖くずれのあるような山の斜面は危険だ。毎日の生活を考えて、電車の駅も高い場所にないとつらい。
神保町駅
カッコよさ < 命の確保
ある日、向かいの飛鳥山公園に標高の標石を見つけて以来、地下鉄駅の入り口にある海抜表示が目に入るようになり、常に確認するようになった。
飛鳥山公園は標高25.4m
数字(=高さ)で把握すると駅の違った顔が見えてくるよ。
東京マラソンまで、あと66日
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3197号】