買収しなくても良かった

買収疑惑の河井前法相・案里議員がついに逮捕された。

※本日のブログに関連写真はありません

飛鳥山の紫陽花はインスタ映え狙いの若者ばかり

克行氏のほうに、私はちょっとした思い出がある。

私が東京で最初に働いたのは永田町のTBRビルという、政治家の個人事務所が多く入るビルだった。
彼の浪人（落選）中に、福屋（地元百貨店）の紙袋を手に、挨拶回りをしているところを見かけたことがあるのだ。

彼も広島選出、私も広島出身なので、「あっ、あの人だ」と気づいて、地道な活動をされているのだと思ったものだ。

ばらまいた約2,500万円のうち、公職選挙法に違反にあたったのは政治関係者5人に渡した170万円。
一人当たりにすると30万円程度。

衣装に一眼レフのカメラ女子

以前は高齢者ばかりだった

あまりに中途半端すぎる額だ。
私が議員だとして、30万円もらったくらいでは、その人に投票するよう息のかかった人に声をかけるようなことはしない。

「○○町の票をとりまとめてください」というなら1桁か2桁以上のお金だろう。

ロッキード事件やリクルート事件など、政治家にお願いごとをする時は村上開新堂の菓子折りの下に千万単位の札束を敷き詰めることは数十年前でも常識だったよ。

官邸の手話通訳さんがフワちゃんに似ている

この問題の発端は選挙カーに乗る運動員（=ウグイス嬢）への謝礼が規定の金額より多かったことだったが、これもまた私がウグイス嬢なら「河井センセイ、ちょっとはずんでくれたのね」と喜びこそすれ、問題にはしないだろう。

つまり、そもそもウグイス嬢に雇った人間の中に河井夫婦を快く思わない分子がいた可能性が高い。
そうでなければ、バイト代を1-2万円多くもらったからと言って、わざわざ問題にしてマスコミ等に公表することはないだろう。

もちろん、買収はよくないことだ。

しかし、浪人中でも地道な活動を行っていて、案里氏も美人、地元にも貢献してきた二人なら、政治の世界でははした金と思われるようなものをばらまかなくても実力で当選できただろうに。

残念。

好評発売中！