私が学ぶ放送大学大学院は立派な部分とそうでない部分がある。
志があれば一人でできることをこの方が証明
先生方は間違いなく超一流だし、広い敷地に十分な建物もあり、図書館に行けば文献も揃っている。
ただ、一般の大学なら絶対にある、研究に必要なものが不足しているのだ。
一般的な大学にはあり、使えるもの
① 学部生
② 機材
③ スタッフ
これらがことごとくないのはかなりつらい。
①学部生
大学なは1年から4年の学生がいる。さらには教授のゼミに集まる学生もいる。
アンケートや実験を実施したい時は、先生にお願いして、学部生に依頼するのが近道。
私もこれまで当然のように協力してきた。
ただ、放送大学にはクラスやゼミはないので、我々の指導教授の下に学部の学生さんいないため、さまざまなことをお願いすることはできない。
②機材
一般的な大学では教室をはじめとしてビデオカメラやプロジェクターなど大学の備品が使える。今なら、大学が準備したネット環境やシステムも使える。
これを個人ですべて準備するのは相当大変。
③スタッフ
合同ゼミのたび、A教授が出欠をとったり、進行を考えたり、機材を準備したりで、とても大変そう。なぜかと考えたら一般的な大学では、そういうことは助手さんの仕事だからだ。
そういえば、放送大学には助教、助手、TA(ティーチングアシスタント/補助するスタッフ、主には院生のアルバイト)というポストがないようで、学生の皆もそういう言葉すら知らないかもしれない。
とにかくA先生の負担が大きすぎて、心配な状況だ。
2週間で企画から展示まで仕上げるスピード
ないないずくしできついなあ…と思っていた時、「笑ってコラえて」というテレビ番組である学芸員・川野敬介さんのことを知った。
山口県にあるミュージアムの学芸員はたった一人で展示物を揃えているということだった。
企画展の企画、動植物の採集、解剖、撮影、展示物作成など。
「ほかに誰もいないから、一人でやるしかない」と言われていたが、なかなかできることではない。
何かあれば川野さんのことを思い出そう
豊田ホタルの里ミュージアム
https://akiraion.com/warakora-kawano-keisuke-6013
そうか、何にもなくても、研究は一人でもできるってことだね。
川野さんの爪の垢でも煎じて飲み、精進します。
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プレゼン・コンシェルジュ天野暢子
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